大マメのコーヒー好きは、知っている方は知っているところでしょうが、
あまり表面に出すと嫌がられるので、普段は沈黙を守っております。
でも、アルベロ.として、なぜこのコーヒーを勧めたいのか、どうしても伝えておきたいこと等、
そういう場合に限っては、いつもの沈黙を破らせていただいております。
アルベロ.においては、オリジナルブレンドが最高であると自負するところですが、
大マメもたまには他のコーヒーの味を楽しみたいし、
コーヒー好きのお客さまにも、いつもとは違う味を楽しんでいただきたいと思ったりもします。
今回オススメするのはまったく異なる二種類のコーヒーです。
軽いハイローストの東ティモールと、
深いフレンチローストのスマトラマンデリン。
スマトラマンデリンと言えば、当店のジェラートや、カフェオレにも使われているコーヒーですが、
その素晴らしさをストレートで味わっていただきたい思いがあります。
病害虫に弱く、生産性の低い在来種を、これでもかというほどの工程を経て選別された豆だけを用いて
さらに大変高度な技術力を問われるフレンチローストで、その豆の良さを最大限に引き出したコーヒーです。
工程のどの部分が欠けても、この味は成立しません。
こんなにも手をかけたコーヒー豆を美味しく淹れられなければ、生産者に申し訳ないという思いで
日々抽出しています。
フレンチというと、単に苦いというイメージがつきものですが、
それは一般消費されているインスタントのロブスタ種からくるのでしょうが、
コーヒーの苦みは旨味ということが理解できる豆です。
味を表現するのは大変に難しいことですが、
私がこの豆を気に入ってしまった最大の特徴は
何よりクリーンで力強い、木や森、自然の中のような味わいが広がることと、舌に絡みつくとろりとした滑らかさです。
じっくりと味わっていただきたいと思います。
東ティモールはハイローストです。
すっきりとした果実の酸を感じられる、爽やかさ満点の味わい。軽やかです。
こちらも在来種になります。
そして有機栽培の豆であり、JAS認証も受けています。
また日本のピースウインズジャパンが支援したフェアトレードの豆でもあります。
PWJが作ったショートムービー
『美味しい珈琲の秘密』を是非ご覧ください。
ココロに響きます。
両方のコーヒーは、明日の午後から販売開始とします。